木の値段

niwazou2008-01-24

 秋に葉を落とす「落葉樹」は、休眠している晩秋〜早春、そう、今が植えどきです。
 落葉樹を自分で植えてみよう、と思っている方は、寒いけど、寒いうちに作業しましょう!
 で、植える前には、木を買うわけですが、購入時、どこで買うかとか、大きさとか値段で、迷いますですね。
 ふつう、園芸店やホームセンターに出回っているものは、何千円かで買えるものも多い。安いです。なぜかというと、まだ若い木だからです。
 タネを蒔いて数年たって芽を出してから、1〜2年のもの。または、挿し木とか接ぎ木をして、根づいたもの。いずれにしても「若い」んです。
 お花のついているものもありますが、多くのものは、花も実もまだ成ったことがなくて、これからゆっくり育てていく木。
 だから、植えたけど花が咲かないよー、この木、変だわ!と思うことなかれ。木が花をつけるお年頃になるまで、気長に待ちましょう。
 で、こういうものに対して、専門の造園屋さんや植木屋さんに頼んで植えてもらう木は「成木」。
 専門の業者さんが、数年かけて育て上げた木ですから、植えた翌年には花も実も期待できる木です。
 しかし、植木屋さんで植えてもらった木。なんでこんなに高いのぉ?この植木屋、適当に値段つけてんじゃないのぉ!?なんて、思ったことはありませんか?
 でも、そんなことないのよ。
 木の値段は、それを育てた手間や労力、と、その品質で大きく変わってくるのです。
 苗木の値段+管理費(肥料や、剪定や、消毒や、根回し・・)+掘り起こす費用+根巻きの費用+運搬。そして、自分でやってみればわかる、大きな木を植えつける労働費。そして品質。
 手入れが施された木は、幹が太く枝幅が広く、やっぱりよい姿をしています。よい姿をしている木は、それだけ価値も高い。その形が芸術的なんですもの。
 芸術品の値段、基準がわかりにくいでしょ?
 成木を植えてもらうときには、信頼できる植木屋さんや造園会社に頼んで、プロの目で、品質のいいものを選んで植えてもらいましょう。