ホソバヒイラギナンテンの記憶・・・

niwazou2008-01-25

  写真は、「マホニア・チャリティー」です。
 お花の少ない、今がちょうど開花期。日陰にも強くて、冬枯れのお庭を明るくします。 
 黄色い花が、枝の先端にびっちり穂状に咲いて、香りもなかなかよい木。1〜2mの高さになるから、いわゆる「低木」です。
 お庭の主役って感じじゃないけど、脇役としては、なかなかいい仕事しますよ。
 さて、先述の名前「マホニア」は、和名では「ヒイラギナンテン(柊南天)」で、「チャリティー」は品種の名前です。
 さて、この園芸品種 “チャリティー” とよく似たものに「ホソバヒイラギナンテン」っていうのがあります。
 こちらはお花の時期が “チャリティー” と異なっていて、10月くらいです。
 “チャリティー”よりさらに葉っぱが細くて、姿はなかなかよいものです。よいのですが、「10月に花が咲く」って点には、ちょっと注意が必要です。
 なぜならば、10月っていうのは、スズメバチの活動期だから。
 前に住んでた家は、玄関先にこのホソバヒイラギナンテンが植えてあったのですが、スズメバチ、好きなんですよねー、この花が。
 造園屋さんも、そんなとこまでは考えなかったのでしょう。当時はまだ、目新しくて、常緑でキレイな花が咲くから、よかれと思って植えてくれたのでしょうけれど。
 やって来るのは、せいぜい2匹(羽?頭?)でしたが、毎日のように、花の蜜をむさぼり続けました。
 玄関を出入りするたびにドキドキ。家を建てて最初の秋は、恐怖の季節となったのです。(その後、家の裏手に移植)
 まあ、ちょっと行くと山なんかもあるような場所でしたから、環境にもよるのでしょう。必ずしも、スズメバチを呼ぶとは限りませんが。
 でも、都会の住宅街にもスズメバチの巣が! なんてニュースもよく耳にしますから、一応、こんな話も記憶にとどめておくと、いつか役に立つ・・・かも。