マルチング、いろいろ

niwazou2008-01-29

 植物の根元を、何かで覆うことを「マルチング」といいます。
 今の季節だと、目的は「防寒」が第一ですが、ほかにもいろいろ役に立つのですよ。
 たとえば「乾燥を防ぐ」→ 風が強かったり、乾きがちなときも、水分の蒸発を防いでくれます。
 たとえば「病気の予防」→ 水遣りや雨による、泥のはねかえりをなくして、土の中の病原菌が、植物につくのを防いでくれます。
 春からは、雑草が生えるのを防いだり、「苺」みたいな、土につく果実を育てるときに傷みを防いだり。
 ぜったいやらなきゃいけないものじゃないけど、やるといいことがいっぱいあるマルチングです。
 最初の写真は、とりあえず一番手軽で、見た目もいいマルチング材料、「バークチップ」です。室内でも、清潔感があるので使いやすいですね。
 バークチップの素材は、松の樹皮とかが一般的ですが、杉なんかも見たことあるし、粒の大きさも様々です。
[:W200]  ちなみに左写真は、リースに使った「コットン」の枝を細かくカットしたものです。ツリーの根元に敷いてみました。
 粒が小さくて軽いけど、強風のあたらないマンションの玄関に置くには、こんなのでも十分。小さくカットしておけば、あとで土に混ぜても問題ないし。
 「ヤシの繊維」なんかもいいし、市販のものに限らず、使えるものは他にもありそうです。 
 さて、その他では、家庭菜園で野菜を作るなら、ビニールシートや不織布が使い易い。お庭ならば、昔から使われている「藁(わら)」も素朴でいいし、「腐葉土(ふようど)」もお勧めです。
 腐葉土は土壌改良材でもあるから、冬の間、厚ーく敷いておいて、暖かくなったら土の中に混ぜ込むといいです。土が肥えます。
 ・・・・こんなふうに書いてると、いいことばっかりに思えるマルチングですが、短所もあります。
 マルチングすると、土の状態が見えなくなるので、お水遣りを忘れがちになります。これ、確実に。
 ときどきは、マルチングをどけて、土をさわってみましょうね!