「フトモモ」科って・・・。
右、「ワックスフラワー」です。 LOVEですっ。
切り花以外でも、数年前から見かけることが多くなりました。
花の表面がツヤツヤしていて、ロウをかけたみたいだから「ワックス」フラワー。
オーストラリアの固有種で、いかにもオーストラリアな感じ、とも評されますが、見ようによっては、日本的な雰囲気も持っています。葉っぱが松っぽいからかな。
お正月用の寄せ植えに使ったこともありますが、「葉ぼたん」や真っ赤な「オタフク南天」ともよく合いましたよ。花がついてないときも、雰囲気があっていいのです。
さて、このワックスフラワー。分類すると「フトモモ科・チャメラウキウム属」ってな、へんてこりんなグループに入ってる低木であります。
ところで、ふ、「フトモモ」科って、どうなのよ? この分類名??
何度聞いても、ふっとーい足の「太もも」を連想してしまう私は、変でしょうか。 「太もも科」・・・。
正しくは、「フトモモ」は「蒲桃」らしいのでした。
「蒲桃(フトモモ)」という名前の植物がある、のです。熱帯果実のできる木。
実物を見たことはないけど、果実は、ゼリーやジャムに使われるようで、もちろん「太もも」とは、縁もゆかりもありません。我ながら、自分の想像力が、ちょっぴり恥ずかしい・・・。
この「フトモモ科」の植物、実は身近に結構あるのです。
ユーカリ、グァバ、フェイジョア、香辛料のクローブ、オールスパイス、などなど。これら、みーんな太もも、いやいや、フトモモ科ですよ。
大分部は、熱帯・亜熱帯に分布していて、日本で目にするものは「オーストラリア」や「ニュージーランド」原産のものが多いのですが。
蒲桃、太もも・・・響きは同じだけど、おお違いの巻でした。