スキミア、花開く

niwazou2008-03-31

 えー、我が家で育っている「スキミア」です。
 和名は「ミヤマシキミ(深山シキミ)」。葉っぱが、お墓なんかに飾る「シキミ」に似ていて、山に咲くので「深山」の「シキミ」というわけですが、これは園芸品種。
 実際には、こんなきれいなのは、山の中には咲いてないと思われます。見たことないけど。
 フラワー・アレンジをされてる方なんかは、見慣れてる花じゃないかしらん?
 クリスマスの時期になると「クリスマス・スキミー」なんて呼ばれたりしているようです。
 右の写真は、ちょうど、つぼみが開き始めた3月24日のもの。地味ながら、チャーミングではありませんか?
 常緑樹(1年中、葉っぱがついている木)としては、花の姿が美しいものの上位にランキングされると思う。というか、個人的に好き、なわけです。
 10月頃から育っていく赤いつぼみは、ゆっくりゆっくり膨らんでいって、3月頃にやっと開花します。クリスマスの頃に、赤いつぼみが実のようにも見えるので、クリスマス・スキミーというのはそこからきた呼び名でしょうね。
 こんなにかわいい常緑低木。つぼみも花もいいし、葉もトゲトゲしてないので安心。日陰にも強くて丈夫、といいことづくし。
 だから、お庭にも積極的に使いたいスキミアなのですが、難をいえば、価格はちょっとばかし、高め。市販価格を見ると、直径15cmほどのポット苗が、3000円弱でした。
 日本のお庭で見かける機会が少ないのは、やっぱりそのせいかな。
 かくいう私は、2年ほど前に、小さな小さな苗を買って来て、大きく育てようとしております。2鉢ほど。
 ここぞというときに、使いたいものがすぐに用意できるように、こんな地道な努力もしているのだ・・・ふっ。