日本の常識?

niwazou2008-04-24

 午後のおやつどき。バームクーヘンを頬ばっていると、夫から電話が、かかってきました。
  「い、今、タカシマヤにいるんだけど、林真理子が、あんみつ食ってるっ!」・・・・へっ? 林真理子? ひとりで? あんみつ?
  「いや料理学校の先生と、ほら、あの、テレビの」・・・・ん? 服部ナントカさん?
  「そう、そう、それ、それ!」・・・・
 どうやら、タカシマヤで、料理評論家(かな?)の服部幸應さんと、林真理子さんの対談が控えていたようで、始まる前に話しをしているふたりを見つけ、興奮したようです、夫。
 せっかくなので、うしろの方で、ちらっと対談を聞いてみたそうですが、林真理子さんの、オモシロ話を期待していた夫。服部さんの「食糧自給率が・・」なんて難しい話には興味がなかったようで、5分もせずに立ち去ったそうな・・・
 夫は、日ごろから、芸能人の話とかをするとき「ほれ、あの、背の高い」とか、「アレに出てる、あの」とか、あれ、それ、これ、ほれ、が多いのです。 まあ、しかたありません。だってオジさんだもの。
 しかし、オジさんに限らず、人の名前に限らず、こういうことってよくありますよねー。
 ずーっと前から知ってて、姿はすぐ浮かんでくるけど、名前なんだっけ?っていうの。 名前を忘れてる場合もあるし、もともと知らない場合もあるんだけど。


 写真は、両方とも、これからが見頃の「ツツジ」です。 お散歩のときに拾ってきました。
 でっかいのもちっちゃいのもツツジ。 しかも両方とも、すごーくよく見る種類ですけど、名前はご存知?
 えー、でっかい方が「オオムラサキツツジ」で、ちっちゃい方が「クルメ・ツツジ」です。
 そんなの、もとから知らないって? まあ、無理ないです。 ツツジツツジだ。
 しかしこの2種類は、ほんとに「誰しも一度は目にしたことのある!」と断言できる、超ド級にポピュラーな品種なのです。 
 お花だけではピンとこないかもしれないけど、車道と歩道の境のツツジ、公園のツツジ、マンションの植え込みのツツジ・・・・この時期、身の回りのどこかにゼッタイ咲いてる「オオムラサキツツジ(大紫躑躅)」と「クルメツツジ(久留米躑躅)」。
 いずれも、常緑で強健な品種で、公共の場でもっともよく使われている、はず。 困ったら、これ植えとけ、みたいな。
 毎年、桜ほど関心をもたれないけど、桜が終わったらいつの間にか咲いて、景色を明るくしてくれるツツジツツジも昔からある、季節感あふれる花木なのよね、じつは。
 「ソメイヨシノ」と同様に、ツツジももっと、品種の名前を知られてていいんじゃないか、と、毎年思うのであります。 だって、日本人だもの!