梅雨の植物のお手入れ

niwazou2008-06-10

 「気象病」っていうのがあるらしいですね。
 季節の変わり目とか、ちょうど今みたいな梅雨時とか、気候の変化が激しいときに、カラダがなかなかついていけなくて、いろんな症状が出てくるということで。
 気圧が下がると、特に低血圧の人は、血圧が上がりにくくなるため、眠かったり、からだがダルかったり、頭痛がしたり、いろいろな症状が出るんですって。
 という話を聞くと、ほとんどの人が、「ア、アタシよ!それ。 この眠さは病気なのね!!」と声をあげそうですが・・・まあ、そういうことにしておくと、少しは気持ちも、明るくなるというもんですっ。 
 さて、いつの間にか、すっかり・どっぷり梅雨入りしております。
 お庭の植物には、お水がたっぷりもらえる反面、病害虫が発生しやすくなるという、よかったり悪かったりの季節であります。
 写真は、我が家のベランダでひっそり生きる「マサキ」、という常緑樹。 見事なまでに「うどん粉」病におかされております。(なんとかしてやれよっ、という声が聞こえそう・・・ごめんね、もうちょっと待ってておくれ。)
 うどん粉病、というのは、植物の病気の中でも、たぶん、もっともよく耳にするものではないでしょうか。
 古くから、生垣などに使用されている、このマサキは、うどんこ病にかかりやすい木のひとつ。 モミジとか、バラもよくやられますね。
 うどん粉病は空気感染するので、防ぐのは、じつは難しいのです。 でも、かかりにくくする方法は、ある。
 それは「風通しをよくすること」です。 たいへん、消極的な方法のように思われるでしょうが、まず初めは、これ。 予防の王道です。
 うどんこ病に限らず、「蒸れ」は病気や害虫を呼びます。 
 茂りすぎた枝葉を刈り込んだり、並んだ鉢やコンテナは、少し離して置き、風が通るようにしましょう。 また、移動可能なものは、長雨のときは、軒下に移動したり。
 でも、発生してしまって、どうにもこうにも大変、という場合は、薬で対処するのが一般的です。
 が、できるだけ、薬は使いたくないわー、という人も多い昨今です。
 そんな人のために、「重曹」を使った消毒方法を紹介しましょう・・・明日。