niwazou2008-07-10

一昨日に続き、これまた美しい、樹木の「足元」。
 こちらは、ギャラリー「無垢里」のすぐ近所にある、手ぬぐいの店「かまわぬ」の入口です。
 幹だけ写っている樹木は「モミジ」。 足元の植物は、手前の丸い葉が「ツワブキ(石蕗)」で、右奥が斑入りの「ヤブラン(藪蘭」、左がたぶん「アセビ(馬酔木)」。 その間にちょこっと見える草は「ミズヒキ(水引)」かな。
 いずれも、昔から、日本の庭で「下草(したくさ)=植栽の下層の空間を埋める、低木や草」として活躍してきた、常緑の植物です。 あ、ミズヒキは、常緑じゃありません。念のため。 
 ヤブランなんかは、私自身、洋風のお庭でもよく使いますが、いずれも手のかからない、優秀な植物です。
 日陰にも耐えるものばかりなので、和洋にかかわらず、お宅のお庭でも、「足元を美しくするため」に、使ってみてはいかが?
 木の根元の土がむき出しになっている部分、コンクリート塀や門柱の際、などなど。 
 足元を、植物でふんわり隠せば、風景がやわらかくなって、庭の雰囲気が変わるかもしれませんよ。
そして、こちらは、お店の前の全景。
  自然な感じの、敷き石の並び。 色褪せた花をそのまま残した、巨木になったアジサイ。 写真はないけど、季節を感じさせる「吊りシノブ」に風鈴。 お店がちらっと見える暖簾。 
 つい、店の中に入ってみたくなる要素がいっぱいです。 
 ・・・って、私は、タウン誌のライターかよっ。
 要するに、このまま吸い寄せられるように、お店の中に入ったわけで。
 憑かれたように、手ぬぐいを物色し始めたときには、お庭のことなんか、もうすっかり、頭の中から消えていました、とさ。
 ええ、私はただの、「手ぬぐい好き」です・・・・。