草ボタン
このところ毎日、作ったり・説明したり、と 「山野草(さんやそう)」 に向き合う日々が続いておりますが。
以前にも、何度か話題にしたけれど、植物のネーミングって、ほんと、ややこしいよ。
写真は「草ボタン」といいます。 見てのとおり、ボタンの花に似たところは全然ありません。
じゃあ、なんで草“ボタン”かというと、名前の由来は葉っぱ。
葉っぱがボタンに似てる草だから、草ボタンなんです。
んもー、そういう名前のつけ方、混乱するのよね・・・
しかも、これ、日本の山林に自生するからって、扱いは山野草なんだけど、じつは「クレマチス」なのだ。
そう、7月29日に登場した「花島さん」と、花の形もちょっと似ているでしょう? タイプも同類。
つるは伸びずに、直立するクレマチスで、1mにもなります。
見たことないけど、山歩きすると、明るい場所に生えてたりするんだって。 日本に自生する、唯一、直立するタイプのクレマチスなんですって。
花そのものは小さくて、2cmってところですが、花びらが外向きに、くるんとカール。 「髭男爵」の、メガネの人のヘアスタイルを思い浮かべてみてね。
「ペールブルー」と表現される優しい色は、いかにも山野草ではありますが・・・・とにかく、ややこしいよ。
クレマチスであって、山野草であって、ちょっと髭男爵な、草ボタンです。