我が家のへなちょこ
今日も、昼前にざーっとひと雨。 今週から安定する?って聞いてたのに、最近のお天気はいったい、どうなっているんでしょうか。
ガーデナー泣かせの、2008年の夏の終わり。 我が家のベランダも、むちゃくちゃですがな。
さて、右写真の、なんじゃこりゃ?って感じの、だらーんと広がっているものは何でしょう。
蜘蛛とか、蟹とか、なんか歩いてきそうな不気味ささえ醸し出していますが、鉢に植わってることからもわかるように、植物です。
もとは、こんな姿だったのよ。(↓)
名前は「トクサ(木賊)」です。
仲間は「シダ」です。
シダの仲間ということは、自生してるのは、主に山中の湿地。 つまりは、日陰にも強い植物です。
だから、我が家の北側のベランダでも、環境的にはぜんぜん問題なく育つはずでした。 ふつうに面倒みてあげてれば。
こんなになっちゃった理由は、ぶっちゃけ「水不足」です・・・・。
人には、「水遣りだけはがんばろう」 とか言っておいて、おいおいっ!なんですけど。
言い訳すると、これ、ベランダの壁際に置いてたので、この雨続きでもぜんぜん、雨の恩恵を受けていなかったのでした。
ワタクシ、油断しておりましたのです。 そして、気づけばこんなに、へなちょこりん。
全身、「茎」という感じのトクサだから、まっすぐピンと立っていてこその、トクサです。
しかし、息絶え絶えでありながらも、なんとか生きてる我が家のトクサ。 反省して、これから、来年に向けてケアしてあげたいと思います・・・・。
一般的に、漢字で「木賊」と書きますが、名前の由来は「砥石(といし)になる草」→「砥ぐ草」→「トクサ」。
この茎の表面はザラザラしていて、昔は爪を磨いだりもしていたようです。
植木屋さんの中には、今も、わざわざ庭に植えておく人もいるらしい。 ちゃちゃっと、剪定ばさみが砥げますもんね。 合理的です。
雨が続くと、水遣りは要らないよ、と思ってしまいがちですが、油断してると、こんなふうよ。
雨の当たらないかも・・・って場所、ときどき様子をみるようにしましょうね。 お互いに。