アスパラガス、大暴れ

 乾燥すると、根っこに「芋」みたいな貯水根を作って水をためるので、水枯れにはとても強い「アスパラガス」です。
 この「貯水根」については、2007.7.4に書いてたので、興味があったら読んでみてね。
 えーと、アスパラガスといっても、野菜じゃありませんよ、念のため。 こちら、非常にポピュラーな「観葉植物」の方の、アスパラガスです。
 このアスパラガス、観葉植物だけど、屋外でも問題なく育つ、暑さ寒さにも強い植物です。
 で、S邸では何年も、お庭で鉢植え・・・・の鉢に、先月「ヒビ」が入っていました。 縦に2ヶ所、上から半分くらいの位置まで。
 角の欠けている箇所もあったので、宅急便屋さんとかクリーニング屋さんとか、出入りの人が倒しちゃったんじゃないかしら?、とSさん。
 玄関までの通路があんまり広くないので、今までにも、足ひっかけて倒れた鉢が割れちゃった、ってことがあったそうです。
 「じゃ来月、植え替えましょうか」・・・ということで、その一ヶ月後、が上の写真。 
 訪れてOH!びっくり! 完全に割れちゃってるんです、パックリと。 
 ヒビは下まで届いちゃって、縦に美しく割れ、2パーツに分かれているんです。 かろうじて、もとの形を保っているのは、壁にくっつけたりしているためです。
 Sさん無理矢理、2枚を固定して、私が来るのを待っていたようです。
 植え替えは、根っこを取り出すのがタイヘンだろー、と思っていたら。 何てことはなくって、鉢をとりはずせばOK、なのでした。
 それにしても。
 ヒビが入ってからは、危ないので端っこの方に置いてました。 その後、再び誰かが倒すなんて、ちょっとあり得ないんです。 
 にしては、あまりに激しいのよ、割れ方が。 これって、もしかして、アスパラガスの根っこが、自らのチカラで??
 重くてぶ厚い鉢でした。 重いので、発砲スチロールを底に入れたりしていますが、その下まで根っこがぐーるぐる。
 苦しくなったので、むぎゅぎゅぎゅっ、とチカラを出して、鉢を押し割ったのかしらん・・・。
 植物は、生命の危機を感じると、子孫を残そうとして、めったに咲かない花を咲かせたりしますが、よく見ると、このアスパラガスも、このとおり。
   花です。  実ですー。
 屋外で育ってるってこともあるけど、あんまり見ることのない、アスパラガスの花と、実。 やっぱり、根っこが苦しくて、身の危険を感じていたのかしらね。
 そして、植え替えたのは、こちらです。 
 小さく・小さくなってもらいました・・・
 土いっぱい入れて、広ーくしておいたから、安心してね。