花とチョウ
久々に植物の仕入れに行きました。
今、並んでるのは、コスモス、秋明菊、菊の仲間、秋に咲くサルビア・・・そんなものが目立ちます。
市場でも店頭でも、今並んでいるのは、自然に咲くよりも、ちょっと先取り。
植物業界はすっかり秋本番だけど、実際には、まだまだ夏からの植物が、再び元気に咲き始めていますよね。
たとえば、おなじみの「ブルーサルビア」や「ペンタス」。
夏の花と思われておりますが、花がらを切り戻すと、これからまだまだ咲きますよ。
ということで、同じく6月くらいから咲き続けている、オレンジ色や黄色の「キバナコスモス」もこの通り、まだまだ満開。
ところで。 この写真の中には、お花以外にも「いきもの」が隠れていますが、それはいったい何でしょう・・・。
保護色みたいになっておりますが、オレンジ色の「チョウ」がとまってるの。 それも、いっぱい。
黄色っぽい翅に、ヒョウ柄みたいな模様が入ってるから、これらは「××ヒョウモン」という種類のチョウたちです、確か。
××ヒョウモン、どんだけ、キバナコスモスが好きなんでしょうか。
側にあった、フツウのピンクのコスモスにも、他のお花にも全然いないのに、ここだけ、すごい数が群がっておりました。 ピンクや白のコスモスだって、同じ「キク科・コスモス属」なのに、ですよ。
キバナコスモスの蜜、よほど、お好みなんでしょうね。 蜜、濃厚なのかしらん?
このように、チョウは、その種類によってお好みの花が分かれます。
昔、庭や野の花にチョウがとまっていたのを思い浮かべると、セットで画像が浮かんでくるものもありますよね。 春のレンゲに、モンシロチョウやモンキチョウとか、百合やツツジにアゲハチョウとか。
チョウ以外の昆虫たちも、しかりです。 食べ物は、結構決まっています。
だから、どうしても、どうしても近くに来てほしくない昆虫がいたら、逆にその昆虫の好きな植物は植えない・・って方法もあるかも。
あ、だけど、幼虫と成虫では、食べ物が違うから、それも研究しなきゃいけませんけどね。
植物と昆虫の関係は、とってもとっても深いのです。