花とチョウ

niwazou2008-09-24

 久々に植物の仕入れに行きました。
 今、並んでるのは、コスモス、秋明菊、菊の仲間、秋に咲くサルビア・・・そんなものが目立ちます。
 市場でも店頭でも、今並んでいるのは、自然に咲くよりも、ちょっと先取り。 
 植物業界はすっかり秋本番だけど、実際には、まだまだ夏からの植物が、再び元気に咲き始めていますよね。
 たとえば、おなじみの「ブルーサルビア」や「ペンタス」。 
 夏の花と思われておりますが、花がらを切り戻すと、これからまだまだ咲きますよ。
 ということで、同じく6月くらいから咲き続けている、オレンジ色や黄色の「キバナコスモス」もこの通り、まだまだ満開。
 ところで。 この写真の中には、お花以外にも「いきもの」が隠れていますが、それはいったい何でしょう・・・。
 保護色みたいになっておりますが、オレンジ色の「チョウ」がとまってるの。 それも、いっぱい。
 黄色っぽい翅に、ヒョウ柄みたいな模様が入ってるから、これらは「××ヒョウモン」という種類のチョウたちです、確か。
 ××ヒョウモン、どんだけ、キバナコスモスが好きなんでしょうか。
 側にあった、フツウのピンクのコスモスにも、他のお花にも全然いないのに、ここだけ、すごい数が群がっておりました。 ピンクや白のコスモスだって、同じ「キク科・コスモス属」なのに、ですよ。 
 キバナコスモスの蜜、よほど、お好みなんでしょうね。 蜜、濃厚なのかしらん?
 このように、チョウは、その種類によってお好みの花が分かれます。
 昔、庭や野の花にチョウがとまっていたのを思い浮かべると、セットで画像が浮かんでくるものもありますよね。 春のレンゲに、モンシロチョウやモンキチョウとか、百合やツツジにアゲハチョウとか。
 チョウ以外の昆虫たちも、しかりです。 食べ物は、結構決まっています。
 だから、どうしても、どうしても近くに来てほしくない昆虫がいたら、逆にその昆虫の好きな植物は植えない・・って方法もあるかも。 
 あ、だけど、幼虫と成虫では、食べ物が違うから、それも研究しなきゃいけませんけどね。
 植物と昆虫の関係は、とってもとっても深いのです。