ぜいたく日曜日

 1年以上ぶりに、「東京ミッドタウン」に行ってきました。 
 目的は、吉谷桂子さんが植栽デザインをした、ガーデンテラスのあるレストラン、「ボタニカ」の見学です!
 日本初上陸の、コンラン氏プロデュースのお店だし、とりあえず入ってみたーい!
・・・・ってことで、前回は 「た、高いけどっ、清水の舞台から」 と、ドキドキしながら入ろうとしたんですけど、「予約のない方はダメです」、と冷たく断られたのでした。 
 で、今度こそっ。 ちゃんと予約して、お庭の学校友だちと4人、久々の見学会です。
 お料理、おいしーい。 さすがに料理の写真、撮る勇気なかったのですが、特に、ノンアルコールのフルーツカクテルとか、桃のデザートはもう、ほんとに表現に芸がないけど、頬が落ちそうでしたよー。 
 そして肝心のテラスは、というと。 4階フロアの張り出した部分に、ぐるり設けられたテラスですからして、気持ちよくないわけがないのです。
 テラスから下を見下ろすと、キノコみたいな赤いのは、草間彌生さんのオブジェ。 地上のミッドタウンガーデンには、こんなのが並んでました。
 と、脱線しましたが、テラスの植栽。 
意外に、というか、ミッドタウンの建物のポリシーにあわせたのか、日本の在来種もたくさん使われていて、ちょっと野山を思わせる部分も。
 今の季節、ススキを中心とした、いろんな種類のグラス類の穂が揺れて、アザミが咲いて、まさに秋の景色です。
広いテラスなので、もちろん、洗練された配色の植物も並んでいて、吉谷さんお得意の、銅葉を使ったちょっとモダンな部分もあります。
 テラス席や、お酒のカウンターなんかもあったので、テラスで夜景を見ながら夕食、なんて、さらに素敵に違いない。
 オトナな夜を過ごしたい方には、バッチリよ。
 そして、オリーブの実は、鈴なり。
 立派な枝ぶりのオリーブが、何本か配置されていますが、文句ない日当たり・乾いた風通り、と環境がいいのか、オリーブ園並みです。
 お食事もお庭も、と、欲張って楽しめるボタニカでありました。
 おまけに、「虎屋カフェ」でもいっぷく。
 この季節は、栗よ、栗。 これは「栗粉餅(くりこもち)」。
 渋皮の風味も残っていて、中には求肥に包まれた餡。 これまた、おいしくないわけないじゃないっ。 和風モンブランね。
 Kさん、Iさんの食べた「栗ぜんざい(←小豆の代わりが、栗ね)」も、いやーん、やるじゃん!って感じ。
 栗ぜんざいには、セットで、小さい里芋のゆでたのが付いてきました。
 お塩をつけて、食べるんですって。 里芋のこの食べ方、4人のうち2人が知っていました。 常識度50%。
 私は今まで生きてきて、初めて知りました。
 とまあ、結果的には、食べるのが中心で、思い切り遊んだのよ、1日。 
 久々に、都会に住んでいることを思い出した、ぜいたくな日曜日でありました。
 明日からまた、地道に働こうと思います。 はい。