葉っぱの色

niwazou2008-09-30

 きのう、何気なく使った 「銅葉(どうば)」 という言葉ですけど、植物になじみのない方は、ピンとこないかも、と読み返し、解説です。
 銅葉とは、写真右のような、赤黒い感じの葉っぱのことを、そう呼びます。 
 朱色の花がついた、この植物は、じつは、おなじみの「カンナ」。 
 ススキなどの植物の中に、どーんと一株。
 まわりと色味の違うこのカンナですが・・・違和感ないですよね。 
 ともすると、草ボーボーでぼんやりしがちな秋の景色が、このカンナで締まります。 
 「銅葉」というのは、字のとおり、銅のような色ということなのですが、実際は銅というよりも・・・ふつうの緑じゃなくて、赤黒い色というか、赤紫っぽい葉のこと。 またの呼び方は「ブロンズリーフ」。
 同じように、白っぽい、シルバーがかった緑の葉は「銀葉」=「シルバーリーフ」です。
 こういった、色味の違う葉を上手に取り入れると、お庭であっても、小さな寄せ植えであっても、メリハリがついて、景色に変化が出ます。
 特に、左上の写真のように、銅葉の側に銀葉を添えると、失敗がありません。
 銀葉が、ともすれば沈みがちな銅葉の色を、引き立たせ、きれいに見せてくれます。
 お庭全体が、なんだか野原みたいで垢抜けないなぁー、なんて思ってる方がいらっしゃったら、この秋はぜひ、これらの、色味の違う葉っぱを取り入れてみてはいかがですか?
 まずは、銅葉+銀葉って感じで、セット使いをおすすめ。