現場レポート(4)

niwazou2008-11-07

 こんにちはー。 本日、工事も無事完了し、現場レポートもめでたく最終日を迎えました。
 さて、こちら。 タイルを貼り終わり、植栽も終了した「ややシェード(日陰)ガーデン」部分です。
 現段階では小さい苗や、葉が終わりかけの時期のものがあるので、全体に背が低く見えますが、「ヤマアジサイ」や「クリスマスローズ」や「ヒューケラ」や「ギボウシ」や「ヤブラン」や。
 渋くてきれいな花モノも、いろいろ入っています。
 あ、もちろん、今が植え時の球根も、しっかり仕込んでありますよ。
 球根といえば、手前の方に、白く丸いプラスティック鉢の頭が、見えておりますよね。
 これは、ユリの球根を、あらかじめ鉢に植え込んで、鉢ごと植え込んだもの。 今回一緒に仕事をした、Sさんオススメの手法なのです。
 ユリが大好きなお母様から伝授された、この方法で、毎年立派な花を咲かせている、太鼓判の方法なのですよ。
 なぜよいのか、という詳しいことは、また後日ゆっくり説明するとして。
 母から娘に、お花の育て方を伝授、なんて、いい話だなぁ・・・・
おっと、脱線してしまいましたが、次は、道路沿いの植栽ゾーンに移りまして。 パネルを建てた図です。
もとは、低木など盛りだくさんで、それはそれでよい景色でしたが、奥行が深くて手入れができない、ということで、ごっそり抜いてしまいました。
 この場所、前面に並んで立つ、電柱やカーブミラーなどの障害物が、見た目・手入れ面ともに、ちょっと邪魔。
 でも、撤去できないから、それに負けない何かにしよう。 そう思って「道を歩く人に、見せちゃうゾーン」を作ることを考え、そのポイントにしたのが、このパネルです。
 パネルの前には、じゃーんと華々しく「バラ」。 そして、それにからめてく「クレマチス」。
 パネルは背景であり、枝を誘引するためのものです。 その背後には、あえて何も植えませんでした。 
 すっきり、華々しく、作業し易く。 季節がやってきて、そんな風に仕上がるといいな、と思っています。
 最後にもう一枚。
 これが、こちらの敷地の始まり。 この花壇を横に見ながら、階段を上がって玄関へとたどりつくのです。
 皆さま、すでにお気づきのことでしょうが、こちらは、一箇所にどーんと広いお庭がついてるわけではなく、いろんな形の植栽スペースが点在したお宅です。
 日当たりや土の厚さや、条件も、場所によっていろいろ。
 1軒のお宅で、いろんなパターンのお庭を造れた感じで、終わってしまえば、ほんとにほんとに楽しかったです。
 ということで、4回に渡るレポートにお付き合いただき、ありがとうございました。 後日、お手入れの際に、またお会いしましょう。
 では、スタジオにお返ししまーす!