盆栽町に行ってきた その2

niwazou2008-12-02

 さて、盆栽町に行った目的は、そもそも「盆栽鑑賞」ではなく、「盆栽町の町並みを見て歩く」というものなのでした。
 こちらが、主催者お気に入りの、並木道です。
 え、これ? と思うことなかれ。 このまばらな木々と、写真ではわかりにくいけど、道がクネクネしてるところが、ポイントです。 
 ここは、遊歩道って感じですが、道幅が狭くて自動車が通れない・通ってはいけない、という場所ではありません。
 でも、自動車はまず、通らない。 カーブしてて通りにくいんだそうです。
 そして、いわゆる「街路樹」は、通常「イチョウ」だとか「ケヤキ」だとか、同じ種類のものを列植してあることが多いのですが、この道べりには、桜・モミジ・シデ・・・いろんな種類の木が植えられています。
 ピシっとした美しさはないけれど、楽しい。 高さも形もいろいろあって。
 今時期は、紅葉の色も様々で、あ、これハゼだぁ、とかいいながら、のんびりまったり歩くのにちょうどいいです。
 間隔は決まってないけど、点々と置かれている、いろんな形の石は、いずれも腰掛け易い高さ。 お尻がちょうどはまるような、形のもあって。
 でも、自然石。 意図して造られた感じはありません。
 道は、こんなふうなコンクリートの仕上げです。 なにげなく、凝ってる。
 「コンクリート目粗し?」という仕上げなのだそうです。 マンホールのお花模様も、かわいいと思いませんか?
 総合してみると、非常に「人間的な並木道」なんだそうです。 整然とした「見せる」並木道じゃなくて、「歩いて楽しむ」並木道。
 何もかもが、なんか「ゆるーい」です。
 ゆるーい、って気持ちいい。