寒さ厳しい折に、できること

niwazou2009-01-19

 おなじみの観葉植物「カポック」の、正式な名前は「シェフレラ」といいます。
 「シェフレラ・××」と、品種ごとに名前がついてますが、昔からよく目にする、写真のような種類は、本名「シェフレラ・アルボリゴラ」というの。
 でも、みんな「カポック」と呼びますよね。 これは、日本の生産者がつけた“流通名”なので、観葉植物のシェフレラとカポックは、同じものを指してます。
 さて、観葉植物は、もともとは亜熱帯系の暖かい地域に自生していて、日本の冬の気候には耐えられないものがほとんど。 
 だから 「冬は屋内に入れましょう」 と言われますが、観葉植物といえども、シェフレラは、耐寒性が高いのです。
 この頃は、関東以西ならば、楽勝で冬を越しますよね、シェフレラ。 玄関先に、シェフレラの鉢を置いてるお宅をよく見かけますが、問題ないです。
 むしろ、室内の乾燥でハダニとかついてしまって、木が弱ってる、という状態をよく見かけますから、こっちの方が問題かも。
 とはいえ、やっぱり日本に自生してる植物と比較すると、冬は苦手なはず。 家の中で、上手にお世話をしてあげられるなら、それに越したことはないです。
 でも、もう家の中はいっぱいいっぱい。 耐寒性が高い植物なら、冬も外に置いたままにしたい、というならば、それなりの安全策を考えてあげましょう。 明日は“大寒”ですしね。
 で、こんな方法も。
 これは、プラスティックの鉢に植えられたものを、そのまま、大きな陶器の鉢に植え込んでいる図です。
 他の植物と一緒に植え込んで、プラ鉢がちょっと見えるくらいまで土をいれて(深く植え込んではダメよ)、ウッドチップなどで表面をカバーすれば、普通に植え込んでるように見えます。
 鉢を二重にする目的は、温度変化の影響を受けにくくして、根っこが冷えないように保護してあげるのです。
 冬の間、シェフレラはほとんど休眠状態だから、刺激を少なくして、ゆっくり休ませてあげましょう。
 で、暖かい春がやってきて、シェフレラが動き始めたら、鉢ごと取り出してあげればよいわけです。
 温室なんかにはかなわないけど、できる範囲で、植物を守ってあげようね。