ここは、どこ?
大きな木の下、緑の草原に咲く白い花。
「 さあっ、私をつかまえてごらんなさい。 おーっほほほほ 」 ・・・・て、お嬢様が駆け回っていそうな景色ですが、ここは、練馬。
今週もやってまいりましたよ、練馬区M邸に。 おーほっほほ。
大きな木の足元に咲いているのは、「ハナニラ(花韮)」です。
葉っぱが、見た目ちょっと「ニラ」に似てるから、というだけでなく、ちぎってみると、匂いもニラみたい。 その上お花がきれいなんだから、まさに花ニラです。
ちょっと接近すると、こんな感じ。 さらに近づくと、その下のようなお花。
どこかそのへんで、見たことありません?
じつは、注意してみると、道端に咲いてたりすることも多々あります。
とても丈夫な球根植物で、一度植えると、小さい球根をポコポコ増やして、広がっていくので、広い場所をだーっと隠したりするのにも重宝します。
場所によっては、広がりすぎてちょっと迷惑よ、と思うことさえあるけど、広がりすぎたら掘りあげて、球根を分けて別の場所へ。
あまり気を遣わずとも、べりっと分けて、ちょちょっと植えればそれでいい。 手はかかりません。
さて、扱いが粗くても、けなげに愛らしい姿を見せてくれるハナニラですが、学名は「イフェイオン」。
別名にいたっては「ベツレヘムの星」ですよ、ベツレヘム。
木陰にできる群落が、天の川のように美しいことから、そんなふうに呼ばれたりするようです。
“木陰に” とあるように、日陰では、白い色が景色を明るくし、日向でも元気に咲きます。
白いのと、ちょっと紫がかった花色がありますよ。
ちょっと暗くてお花が育ちにくいけど、土の部分は隠したいなー、なんて場所があったら、お宅にも “××邸の天の川” 作ってみてはいかが?
ということで、今日も見所満載の、M邸のお庭でした。