こんなのも、お庭の仕事

　縁あって、昨年の５月から始めた「ガーデン・アドバイザー」という仕事ですが。　
　毎月、新築のおウチをまわって、季節ごとの庭作業を説明したり、お手入れやデザインの相談にのったり、というのが、仕事の概要です。
　そのおウチを買った方に、自動的についてくるサービスなので、お客さまにとって私は、「おかかえの庭番」という感じだったでしょうか。
　１年間が１サイクルの仕事だったので、このＳ地区をまわるのは、今日で終了となりました。
　守備範囲が広いので、私でダイジョウブかしら？　と、おそるおそる始めたのですが・・・いやー、楽しかったです。
　最初は、あらかじめ完成していた、いわば「よそゆきの顔をした庭」に、次第に新しい植物が加わったり、季節の花が咲いたり・・・・　住む人の息遣いが感じられるような、「そのウチの庭」に変わっていく様子を、１年を通して一緒に体験させてもらえたのですから。
　わからないことは、宿題にしてもらって次までに調べて、ということもありましたが、おかげで私自身も、新しい知識が増えましたよー、ほんとに。　ほんとに。
　最終日の今日、「１年過ぎて、なんとなく何をすればいいのか、わかってきました」　という言葉が聞けて、なんだかとっても心が満たされたのでした。
　毎月会っていたので、Ｓ地区のみなさまが、まるで旧知の友、みたいに思えてきて、お別れが淋しいわ・・・　とかいいながら、また別件でたびたび行くんですけども。　え、もう来なくていいって？
　また来てるよアノ人、と思っても、見つけたら、やさしく？声をかけてくださいね、みなさんっ。
　ね、お庭の仕事、っていっても、いろいろでしょ？