カタログが来た!

niwazou2009-05-15

 信頼する 「村田ばら園」 の、“ Rose List 2009 Spring” が届きました。
 春になると、ナーサリー、ホームセンター・・・etc。 それぞれに美しいカタログが並びます。
 カタログを見て、今年はどのバラを? なんて考えるとウキウキします。 実際に購入しなくても、写真を見るだけでも楽しい。
 でも、実際、育ててみると 「あれれ、こんなんだっけ?」 って思ったこと、ありません?
 色とか形は、気候とか、生育環境で違ってくることもあるし、何より写真は、いちばんきれいなところを切り取っているわけだから、当然なんですけれども。
 美しい姿を見ていただいて、販売につなげるのがカタログの役目ですから、それはそれでよいのですが、お客様に頼まれて、苗木を手に入れる場合は、「あ、イメージと違いましたね。 残念でしたー。」 で、済ませるわけにいきません。
 だから、今までに使ったことのない品種を選ぶときは、いつも、すごーく、悩みます。
 そんなときに、頼りになるのが、このカタログ。
 新しいもの、とか、オススメのものとか、特定の品種のアピールはなくて、どれも平等な扱い。 お花の色と形が比べられるよう、同じサイズの写真が、ズラリと並んでいます。
 いかに美しく撮るか、ではなく、いかに忠実に撮るか。 たぶん、そんな気持ちで撮影された写真です。
 写真は小さいけど、すべての種類に、補足の文章が付いていますが、これがまた楽しい。 
 「小輪ポンポン咲きの愛すべきバラです。 枝垂れる枝に沿って並んで咲く様はとても微笑ましい姿です。 19世紀にパリの街角で鉢植えで売られ、大人気になったという逸話が残っています ( ←“ポンポン・デ・パリ”の説明、引用)」
 なんて、場面を想像させる表現がある一方で、「トゲがきつい」 「開花まで少し時間がかかる場合がある」 というような、マイナスと思われるような情報も、きちんと記されています。
 だから、条件が決まっていて、慎重に選びたい人には、とても有用なカタログ。
 村田ばら園で購入する・しないにかかわらず、バラ苗を探すとき、私は、必ずこれを手に出かけます。 
 カタログで今一度、性質を確認してから、購入。 そして、近場では見つからなくて、それでも欲しい品種は、村田ばら園さんに、注文。
 ちょっと邪道?だけど、そんなふうに、いろんな形で使わせてもらっております。 
 本当に重宝よー、これ。