バラと肥料

niwazou2009-06-03

 きのうの続きになりますが。
 お花が、おお方咲き終わった、このタイミングでM邸に伺ったのは、スケジュールの都合じゃなくって、ちゃんと理由あってのことです。
 咲くまでも、手をかけてあげなきゃいけないけど、咲いた後のケアも、大事。
 たくさん花を咲かせた株は、当然、体力いっぱい使ったわけだから、元気を取り戻すために、エネルギーを補給してあげなくちゃなりません。
 「お花、ありがとよー」ということで、お礼に肥料 =「お礼肥(おれいごえ)」 あげて下さいね。
 「バラは肥料食いだから」 なんて言葉もよく耳にするけど、あれだけ華やかな花を咲かせれば、それは仕方のないことです。
 だからといって、むやみにいっぱい・何回もあげればいい、というもんじゃなくて。
 基本的には、(1)お花のあと (2)秋にもうひと頑張り、お花をつける前(=夏の終わり) (3)春から1年間、株が育っていくのに備えて(=冬) に、適量を、都合3回です。
 初夏に1回しかしか咲かないものは、(2)は必要ありません。 
 なんで、そのタイミングに肥料をあげるか、を知れば、納得ですよね。
 6月に入ったばかりの今は、(1)です。
 肥料の種類はいろいろありますが、有機肥料(油かす、とかね)でも、化成肥料でもいいと思います。 バラ専用の肥料もたくさんありますから、それを使うのもいい。
 プラス、土の状態をよくするために、「牛ふんとか馬ふん」「腐葉土」のような、“たい肥”を混ぜてあげれば、バッチリです。
 ちなみに私は、というと。 今回は、ハイポネックスの「バラ専用肥料」というのを使いました。 こちらは、粉状の有機肥料です。 
 M邸のバラは、すべてコンテナ栽培なので、「穏やかに効く」「根を傷めるほど強くない」ものが理想的。 
 コンテナは、狭いから、肥料はどうしても根の近くになる。 逃げ場がなくて、強く効きすぎたりするのも、心配だからです。
 それから、今後、Mさんがご自分で使うことも考えて、手間がかからず、これひとつで、土壌改良も期待できるものにしました。 
 ・・・ところで、このバラ、名前なんだろー? ということで、明日もM邸がらみの話が続きますよ。