シェードガーデン・7月
今日は、W邸の庭、7月のお手入れの日。
作業後、家に帰ってみると、いきなり梅雨が明けてて、びっくり。 暑いはずですねー。
が、そんな夏の暑さを感じさせない、お庭の一角。 たびたび登場する、W邸のシェードガーデンです。
開花のちょっと遅かった 「ユリ(百合)」が、まだ咲き残っていました。
ユリは昔からなじみのある花ですが、じつは、いくつかのタイプがあります。
こちらのユリは “オリエンタル・ハイブリット” というグループ。 切り花の「カサブランカ」なんかと同じタイプです。
オリエンタル系は、直射日光が苦手で、ちょっと日陰っぽい場所が好きなユリです。
カサブランカを思い浮かべると、とりあえずゴージャスなイメージがありそうですが、庭に咲いたユリは、ひと言、清楚。
切り花にすると、確かにお花が大きいけれど、こうして50cm以上の茎に咲くユリに、派手な印象はなく、首をもたげた姿は、大人な感じがします。
それでいて、暗めの場所をぱーっ明るくしてくれるユリは、日陰ぎみの庭に、ぜひ取り入れてみてほしい植物のひとつです。
左、ユリの奥にあるのは 「ヤマアジサイ」です。
しかし、ユリは、なにせ大きい。
「場所を替えたいとき、掘り上げるのが大変じゃないの?」 「咲いた後、邪魔なのよねえ・・・」 と心配な方は、以前紹介した “Sさんのお母様方式(2008.11.07)” をおすすめ 。
鉢に植えて、鉢ごと植えておけば、そういう心配はなくなります。 場所を変更したいときは、鉢ごと堀り上げればいいですもんね。
植えっぱなしでいいと言われるユリですが、何年かすると球根が増えたりもしますから、やっぱり、この植え方をおすすめします。