コレ、夏に強いよ 3
“戻り梅雨” というんだそうですが、毎日、よく降りますね。
今年の夏は冷夏なのかなぁ・・・・でも、きっとまた暑くなるだろうから、夏に強い植物・第三弾のご紹介を続けますぞ。
さて写真は、おなじみの 「ラベンダー」。 お庭の植物としてもリクエストの多い、ハーブの女王さまです。
ラベンダーにもいろいろあるのですが、これは 「イングリッシュラベンダー」 といいまして、香水や精油に利用されることも多い、香りのよい種類です。 富良野に咲くラベンダーは、これですよ。
香りもいいし、姿もさわやかだし。 ラベンダーが好きっていう人が多いのも、うなづけますね。
しかし、このラベンダー。 ホントは日本の気候が嫌いです。
日当たり、風通しがよい、弱アルカリ性で、水はけのよい土・・・・と、ラベンダーの好きな条件をあげてみると、雨が多く、じっとり暑い日本の夏の気候は、ちょっといただけないのです。
多くの種類は、梅雨の時期の蒸れに弱くて、下葉が黒くなったり、立ち枯れたりすることもあります。
でも、あきらめることはありません。 中には、そんな日本の夏にも適応できる、頼もしい種類もあるのです。
こちらの写真は、「ラバンディン」 という種類に属する 「アラビアンナイト」 という品種です。
イングリッシュラベンダーの改良種ですが、これは、なかなかいいと思うんです。 なぜって、お花の時期が、ふつうのラベンダーより遅いから。
ラベンダーっていうと、5〜6月に咲くものが多いけど、これはちょっと時期が遅く、6〜8月くらいです。 つまり、梅雨の終わりごろから、お花が咲いてくる。
梅雨の頃には、株はまだそんなに混み合ってない状態だから、ということもあるし、茎も葉も硬めだから、比較的、蒸れにも強いです。
イングリッシュラベンダーと比べると、姿はちょっとシャープな感じですが、扱い易い種類なので、夏に強いラベンダーとして、ご紹介です。