ヨトウムシの退治

niwazou2009-08-28

昨年の夏に、お庭のプランと植栽工事をさせていただいたY邸。
 「niwazou」 で、ひとりで受けた現場については、工事のあと、2週間後、1ヵ月後、半年後、1年後 ・・・ と、だいたいそんなスパンで、完成後のお庭の様子を見に伺っています。
 施主さんにプレッシャーかけようとしてるわけじゃないのよー。 
 直後にダメになってる植物がないか確認したり、お手入れの方法の質問を受けたり、困ってる点の相談にのったり。
 1年間は、アドバイスのできる機会を作るのが目的で、そんなサービスをつけてるんです。
 “ひとり仕事だからこそ、できること” なのです。
 で、Y邸は、今回で最後になるわけですが。 こちらの花壇、草花の葉っぱが、何者かに、かなり食べられております。
 「ヒューケラ(=ツボサンゴ)」 ですが、このとおり、ガッツリと。
 葉っぱの色や形を楽しむ植物なのに、こんな姿にされちゃ台無しです。
 このままじゃ、葉がなくなりそうなので、防除を考えましょうか、ということで紹介したのは、「オルトラン・粒剤」 です。
 葉の裏表・全体を、くまなくチェックしましたが、それらしい犯人は見つからず、卵とかもない。
 となると、食べたのは、日中は土の中にいて、夜に出てきて葉を食べる 「ヨトウムシ(=ヨトウガ)」の幼虫が怪しい。
 漢字で書くと 「夜盗虫」 。 なかなか姿を見せないので、防除が難しいんですよね。
 したがって、こんな場合は、薬剤を使います。 
 オルトランは、「浸透・移行性」の薬です。 小さな粒状のものを、根っこのまわりにまいておくと、お水でゆっくり溶けていき、根っこから成分を吸い込みます。
 で、成分が届いた植物には、虫がつきにくくなります。 〜1mくらいの植物なら、全体に行き渡るはず。
 「粒剤」 をお勧めするのは、手間がかからず、散布時に吸い込む心配もないので、扱いが簡単だからです。
 でも、なかには 「薬剤は絶対、使いません」 という方がいらっしゃいます。
 そういう場合は、まずは、夜に虫のチェックをしてみてください。 正体をつきとめて、駆除すべし。
 「草木炭」 や 「コーヒーのかす」 を土にまくといい、とも聞きますが、効き目は未確認です。
 あ、「夜に水遣りすると、増える」 という情報もありますよ。