「星の群れ」のような花

niwazou2009-09-03

  毎年、夏の庭で活躍してくれる 「ペンタス」 は、原産が熱帯アフリカです。
 熱帯の花というと一般的に、ちょっと派手だったり、ケバかったりするイメージがありますが、ペンタスは例外。
 写真は、濃い色合いのものですが、意外に和風の庭にも、しっくりきます。 中でも、薄桃色や白などは、清楚な雰囲気です。
 そんな使い勝手のよい花、ペンタス
 “夏の花”と言われますが、咲き終わった花がらを、適宜、切り取る作業を続けると、11月まで咲き続けます。
 とっても息の長いお花なのです。
 アジサイのように、小さな花が1房に集まって咲くので、花がほぼ咲き終わった房は、カットしていきましょう。
 花の咲いてる茎をよく見ると、少し下に、次の新しい蕾ができていますよー。 上を切れば、下が育つ。
 ところで、この赤色。 よーく見ると、ヒゲ、はえてる ・・・ ように見えない?
 真ん中に、ぴょーんと白いヒゲ。 
 これは、「しべ」です。 ええと、雌しべ?
 色のコントラストってこともあるんでしょうけど、赤花のものは、特にしべが目立つんです。 ほかの色と、品種が違うのかなー? と思うくらい。
 花のひとつひとつを、じーっと見てると、面白いのよ、ペンタス
 “ペンタ”スって言うくらいだから、花びらは5枚? と思うと、じつはちょっと違う。 
 花びらが5枚ついてるんじゃなくて、筒状のものが5枚に裂けております (=筒状花)。 最近、知りました。
 観賞するのに、そんな細かいこと関係ないけど、特徴を知ると、さらに親しみがわいてくるもんですね。 
 英名は、Egyptian star cluster (エジプトの星の群れ)。
 いい名前付けるよねー、ほんと。