サザンカ、満開
紅葉や実りにの季節にあって、ぱぁっと明るい色の花が目を引く、こちら 「サザンカ(山茶花)」。
日本風のお庭や、また、垣根にもよく使われている、昔からおなじみの木ですね。
お散歩道では、このショッキングピンクのをよく見かけるので、なんていう品種なのかな? と調べてみたところ。
「獅子頭(ししがしら)」 じゃないかと思うんですよね。 花期は11月〜3月で、樹形は横張り性。
花の形は ・・・ これ、“八重咲き” になるのかしらん?
「獅子頭」 なのに、“獅子咲き” じゃないのか? という疑問を残しつつ。
園芸品種がいっぱいある、ツバキやサザンカは、花形でグループ分けする方法があります。
・ 花びらが9枚以上あって、中心にちゃんとした雄しべがある → “八重咲き”
・ 花びらの重なりが多くて、雄しべはないか、もしくは見えない → “千重咲き”
・ 中心部が、大小の花びらが並んで盛り上がっている。 大小不規則な花びらの間に、雄しべが見え隠れ散在する → “獅子咲き”
というような感じです。 他にもあるんだけど、分類に従うと、花形は八重咲きよねぇ。
・・・ と、名前はさておいて。 (おくのかいっ!)
これまでの使われ方から、「サザンカ = 古臭い感じ」 と思われてるきらいがありますが、この頃は、花形のバリエーションだけでなく、木そのものの姿も、新しいものが出てきています。
葉っぱに斑(ふ)の入ったものや、葉色の明るいもの、そして、樹形がコンパクトにまとまるもの、などなど。
写真がないのが、ナンですが。
ツバキやサザンカの葉は、もともと濃い緑で、場所によっては重たい感じがするものでしたが、葉の色が変わるとイメージは大きく変わります。
日本原産だから、日本の環境に合っていて、丈夫で育て易いことは間違いないサザンカだから、もっとお庭に取り入てみたいものです。
この時期に、この咲きっぷりは、貴重ですしね。