黄色いコニファー

niwazou2009-12-09

 リースの材料に「クジャクヒバ」 を使いましたが、こちらの写真も、「ヒバ」の一種です。
 品種名は 「フィリフェラオーレア」。 
 「フィリフェラ」=糸状の、 「オーレア」=黄金色 という意味だそうで、和名は、オウゴンイトヒバ。
 名前は浸透してないと思うけど、じつは、たいていの人は見たことあると思うんですよ。
 この木、マンションの外構とか、建売住宅の庭とか、結構、よく使われているんです。 商業ビルとか、公共の広い場所にも、よく。
 常緑で、丈夫で、刈り込みにも強い、などの性質はもちろんですが、明るい色と、この上から垂れる感じの姿が、無機質なコンクリートなんかに合うんだと思います。
 さてさて、今日は、このフィリフェラオーレアを、M邸の玄関前のコンテナに植えることにしました。
 クリスマスっぽい雰囲気を出すものが欲しいなぁ。 しかも、ちょっとボリュームもあって ・・・ということで、登場です。
  はい、植え込み、完了。
 ただいま、高さ40cm弱ですが、枝垂れた感じを活かして、足元を隠すように仕立てていきたいと思います。
 フィリフェラオーレアは、「常緑の針葉樹」、いわゆる 「コニファー」 と呼ばれる木の仲間です。
 身近なものでいうと、松とか、ツリーにするモミの木とか、ゴールドクレストとかも、コニファー。
 1年中、緑の葉がついてるのがコニファーですが、フィリフェラオーレアは、ずーっと黄色。 季節によって、多少の色味の変化はあるけれど、年中、黄色っぽい色。
 四季の変化を感じる楽しみは薄いけど、姿が変わらないので、決まったイメージをそのまま保つには、便利な植物なのです。
 しかし、コニファーを手に入れるとき、種類はよく選びましょう。
 放置すると、巨大になるものもあるので、大きくなったときにどのくらいの幅をとるか、とか、日本の気候にあっているか、とか、そういうところは事前にチェックを。
 クリスマスツリー用にも、いろんなコニファーが並ぶ季節ですが、クリスマス後にどうするか? も、ちょっと考慮に入れて購入しましょう。
 入手しやすいものが、育て易いとは限りませんよ。