ヤツガシラ

niwazou2010-01-14

 毎日のお散歩コースに、無人の野菜売り場があるんですが、収穫したばかりの野菜が並んでいるので、ときどき買って帰ります。
 だいたいが、1袋・100円って感じなんだけど、見慣れない200円の袋を見つけた、ある日の朝。
 さあ、これはなんでしょう。
 じゃじゃーん。 
「八ツ頭」 よ。  ヤ・ツ・ガ・シ・ラ 
 人のカシラになるようにって、お正月に縁起をかついで食べたりする、アレ。
 実家では、おせち料理に登場したことはなかったし、他で食べたこともない。 実物を手にとって見たのも初めて。
 要するに、この歳にして初の出会い・巡り合いなんですから、もちろん、買ってみましたよ。
 見た目、武骨ですけど、まあ、ぶっちゃけ 「里芋」 ですよ。 里芋まとめて、くっつけたみたいなもの。
 念のため、その素性を確認すると、「サトイモ科・サトイモ属の多年草」 ということで、正真正銘、里芋の品種の1つです。
 親芋があまり大きくならなくて、まわりにできる小芋の生長が早いから、こんな形になるんですって。 親子が合体して、カタマリになるというわけです。
 で、ボコボコした大きな芋から、八つくらい芽が出ているように見えるから、こんな名前。
 中国では、「九面芋」 と呼ぶらしいですが、日本は、やっぱり末広がりの 「八」 なんですね。
 どんなふうに調理すればいいのかというと、やっぱり里芋なので、甘辛く煮るのよねー、と思うけど、検索したら、レシピが25件も出てきました。
 すごいなー、COOKPAD。