「バイカオウレン」 と 「梅」

niwazou2010-02-16

 きのう出てきた下草の 「バイカオウレン」 は、漢字で 「梅花黄連」 と書きます。
 漢字で書くと 「ああ、梅の花に似てるから、そんな名前がついたのね」 と気づきますが、この 「梅花××」 という名の花、結構多いんですよね。
 梅花ウツギ、梅花イカリソウ、梅花ツツジ、梅花甘茶、などなど。
 他の植物に、形容詞みたいに付くってことは、梅の文化が古いんだろうなぁ、ということを想像させます。
 そうそう、古く 「万葉集」 には、梅は120首くらい詠まれていますが、意外にも、桜は50首しかないそうです。
 日本人は桜が好き、って言われるけど、それは結構、新しい話なのかもしれないですね。
 奈良時代より前から、日本に入ってきていたらしい梅ですが、先に出てきた 「梅花××」 は、いずれも白い花です。
 梅には紅梅もありますが、梅のイメージはやっぱり 「白」 ?
 紅梅は、白い梅よりずっと後に入ってきたみたいだから、それも関係しているのかもしれませんね。
 さて、話は戻りますが。
 バイカオウレンは、地下茎で広がっていく多年草です。 白い花びらに見えるところは、実は顎(ガク) が変化したもので ・・・
 というのは、先日のクリスマスローズや、ハナミズキなんかと同じです。 本当の花びらは、ぴーんと立ってる黄色いトコなんですって。
 楚々とした愛らしい花なので、昨日のように、小さな鉢植えを作るとき、下草として使うのが、いいかな。 バイカオウレンの魅力を発揮できると思います。