シクラメンの実
先日、岡山に住む、友だちブラボーから、メールとともに右の写真が届きました。
「これなあに? なにか使い道はあるの??」 ということですが。
「シクラメン」 を育てたことがある方は、たいてい目にしたことがあるでしょう。 お花が咲いた後にできる、この丸いの。
これは 「実 (み)」 です。
ブラボーには 「タネだ」 と言ってしまったけど、正確には、実。 うまく受粉していると、なかにタネができるんです。
でも、自然にうまく受粉する確率は低い。
うまく受粉してタネができてる場合は、これがどんどん膨らんできて、おーきくなるそうな。
大きくなったら、茎がくるんと垂れるらしい。 実際に見たことはないんですけど、そしたら、中にタネができてます。
シクラメンは球根ですけど、このタネを蒔いて、育てば球根ができてくるということです。 花をつける球根になるには、1年以上かかるはずです。
この実、他に使い道はあるのか? についてですが、シクラメンの球根には毒性がありますので、ぜったい、食べてはいけません。
実がなると、すぐ食べたくなる人は、注意しましょう ・・・
一方、このいかにも元気のないシクラメンは、我が家のです。
強風に見舞われ、何度もひっくり返ってむき出しになり、風にさらされて、息絶え絶えです。
しかし、まだ、根元には蕾。
ふつうに育っているシクラメンは、まだこれから1ヶ月くらいは、新しい蕾があがってきて、きれいに咲き続けると思います。
それを手助けしてやるには、先述の、花のあと実に成ったものは、こまめに除いてやることが大事です。
どの植物もそうだけど、実がなると体力を消耗するから、新しい花を咲かせるパワーがなくなっていきます。
だから、「咲き終わったものを取り除く= 花がらを摘む」 の。 花がら摘みの目的は、見た目をきれいにすることじゃないよ。
シクラメンの実、こまめに取り除いて、お花のきれいな時期を延ばしてあげよう。