4月の壁面ガーデン

niwazou2010-04-06

 「壁面をつるバラで覆う計画」 が着々と進行しているK邸、今年もいい感じに新芽が出ています。
 まだ4月なので、お花の気配はありませんが、ただいま、右にちらりと見えてる ・・・・ 「ハーデンベルギア」 がきれいなんですよ。 バラじゃなくて。
 ほらね。 
[:W180:left] 「フジ」 にちょっと似た花穂を節々に咲かせるので、満開時には全体が花で覆われる感じになります。 見事よ、なかなか。  
 一見、つるが勝手に絡まって、窓の桟を登っていったように見えますが、じつは、これ、Kさんのこまめな手助けによるもの。
 窓をカバーしたい、ということで、つるを上に引っぱって、ところどころ留めてあるんです。
 ハーデンベルギアはそもそも、ほふくするように、細いつるが伸びる植物ですが、自分で絡まっていく力はありません。 
 時折、フェンスから垂れ下がるように植えてるお宅を見かけますが、自然に伸ばしていくと、下に垂れるんです。 全体の姿は 「ツルハナナス」 なんかと似た感じですね。 
[:W180:left] 和名は「コマチフジ」 といいまして、ちょっとフジに似てるかな。 花の色は、他にも白とかピンクもあります。
 オーストラリア原産の植物だから、湿気が嫌い。 水はけと風通しかよいのが好きです。
 さて、ハーデンベルギアのお花は、屋外だと、早春から1ヶ月くらいの間咲いています。
 で、終わってしばらくすると、今度は主役のバラ、そしてクレマチス、と順に咲いていく予定のK邸の壁。 季節感いっぱいの壁です。
 植物はすべてコンテナ栽培だけど、日当たりのよい、どーんと開けた壁があったおかげで、ふつうのお庭と違う楽しみのあるK邸。
置かれた状況で工夫すると、新しいものが見えてきたりするもんです。