「実モモ」 と 「花モモ」

niwazou2010-04-15

 近所の団地で咲いてた、これも 「ハナモモ」 です。 
 この色は、赤じゃないし、濃いピンクともちょっと違う。 チェリーピンク? いやいや、サンゴ色??
 色の表現は難しいものですが、とにかく、人目を引く愛らしい花色です。
 梅も桜もいいけど、やっぱり桃もいいなぁ ・・・。
 さて、桃の木には、食用の 「実モモ」 と、花を楽しむ 「花モモ」 の2種類があります。 
 食べる方の桃も、お花は十分きれいだけど、桃農家に並ぶ木を思い浮かべていただくと、「桃の木って、場所とるよなー」 ということに気づくでしょう。
 実を収穫するのが目的ならば、広いスペースを確保して、実がつき易いように仕立てていかねばならないわけで、お花を楽しむのが目的で一般のお庭に植えるならば、やはり園芸用に改良された、「ハナモモ」 を選ぶに限ります。
 とはいっても、写真のハナモモも、じゅうぶんデカいですがね。
 どんな木の場合もそうだけど、木を植えるときには、10年後、20年後にどんな姿になるのかを知って、場所を選ばないといけません。 幅だけじゃなくて、高さも。
 もちろん、お庭の木は、適宜剪定して姿を整えながら育てていくのが理想なので、大きさをコントロールしながら育てていければ、人も木も嬉しい。
 が、そんなの無理、という方は、木の種類を選びましょう、冷静に。
 たとえばハナモモなら、「照手(テルテ)」という “ほうき型” の樹形をした品種があります。 枝が横に広がらず、ほうきを逆にしたみたいな姿に生長する。 
 こんなモモならば、狭いお庭でも無理なく、いい感じでお花が楽しめますよ。