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　木の塀とか、フェンスとか、ブロック塀の飾り穴とか、何でもいいんだけど、「隙間から植物が飛び出している」　というのが、好きです。
　右の白い花は、今からが旬の　「姫ウツギ」　ですね。
　最初から計算してる場合もあるけど、勝手に飛び出していい感じに仕上がっている場合もあるし、そのへんは、結果オーライです。
　堅い構造物で囲われた、敷地やお庭の内側や隙間から、植物が見えたり、ぴょこんと飛び出してると、なーんか表情が和む。　口角が上がる。　
　で、最近見かけた、いちばんお気に入りの　「飛び出し」が、コレ。
　木製フェンスの足元に、咲いてるピンクの花、何だと思います？
　これねー、「レンゲソウ」　なんですよ、レンゲ。
　最近は、「レンゲ・ローズ」　なんていう、レンゲに似たミニバラもあるから、それかしら？　と思ってよくよく見たけど、やっぱり本物のレンゲ。
　レンゲ畑で遊んで育ったから、珍しい花ではないけれど、東京に来てから見たの、初めてかも。
　しかも、何年ぶりかの出会いが、こんな住宅街とは！
　 まわりに咲いてそうな所はないし、こんな場所に勝手にレンゲが咲くとは思えないので、秋にタネを蒔いたのでしょうか。
　じつはこちら、和洋折衷な雰囲気の建物だけど、玄関先にある古い「赤松」　がいい感じにマッチしていたりして、いつも通りがかりに目がいってしまう、というお宅。
　どんな方がお住まいなのかは知りませんが、このウチにはきっと、発想豊かなガーデナーさんが居るに違いない、と確信しています。
　田んぼや畑に咲くレンゲを、こんな風にお庭に持ってくるなんて、粋じゃありませんか。
　私もこれ、そのうちどこかでやってみたいと思います。