李さんの器 (1)

niwazou2010-05-11

 本日で、伊勢丹・府中店での販売も終わり、搬出作業をして帰って来ました(PM8:15)。
 で、会期終了後で、ナンなんですけども。
 じつは今回、作家さんの陶器と一緒に展示・販売しておりました。 ええと 「コラボ」 っていうんでしょうか。
 作家さんは、「李 地右(イ ジウ)」 さんという、韓国出身の若手作家さん ・・・ と言っていいのか。 私よりはかなり若いけど、呼び方に失礼があったらば、お許し下さいー。
 ちなみに、「イ・ビョンホン」の「イ」は、 李さんの「イ」と同じだそうですう。 
 本人には言えなかったけど、どことなくヨンさまに似た ・・・ 陶器に関して無知な私の質問にも、笑顔で穏やかに説明してくださいました。
 右のコケ玉が載ってるのが、その李さんの作品。  一見、お皿のように見えますが、これ3cmくらい?の厚みがあって、底の方が直径が狭くなっている。 「花台」 なんです。
 そして、こちらも花台。 コケ玉のを載せることを想定して作られたそうです。 
 たまたまのっかってるのは 「ヤマモミジ」ですが、枝垂れる感じのものを載せると、植物も花台も両方映えるよね、ゼッタイ。 
 李さんの作品の多くには、植物、なかでも野山で見るようなものが描かれています。
 蛍袋、レンゲ、サンキライ、ドクダミの花、などなど。
 コケ玉の花台には、「カタクリ」。 そして、植物以外でよく登場する 「ふくら雀」。 
 おなかがぷーっと膨らんでて、そんな種類の雀がいるの? と思ったらば。
 これは、寒い季節に羽毛や胸毛に空気を含ませて、暖をとっている冬の雀の姿なんですね。 知らんかった。 
 俳句の季語にもなってなってるそうですね。 知らんかったー。 帯の結び方かと思ってました。
 いずれにしても、李さんの描く動物も植物も、見てると穏やかーな気分になります。
 しかし。
 会期中に写真を撮り損ねてしまい、搬出のときに慌てて撮ったので、どれも、写真としてはイマイチです。 李さん、すみませんっ。
 で、ちゃんと写ってる作品を見たい方は、こちらをどうぞ!