バラと虫

niwazou2010-05-18

 バルコニーで水遣りしていると、バラ 「マチルダ」 の花びらに、黒い点。
 おおっ、これはこれは、お久しぶり。 アナタは、昨年の大発生で、さんざん私の手を焼かせた「バラゾウムシ」さんではありませんか。 
 今年はめっきり姿を見せなかったので、なんだか懐かしい人に出会ったような ・・・・ と微笑みながら、素手でつかまえて、ぎゅ、しましたけど。
 バラにつく虫には、毒のある毛虫のような怖いヤツは、じつは、ほとんどおりません。 
 まれに、「イラガ」という、トゲトゲした、コンペイトウを思わせるような毛虫がつくことがあって、これに触ると、電気が走るようにピリっと痛いらしい。
 が、幸いにも、私がお手入れしている場所では、まだ見かけたことがなく、触れたこともありません。
 ということで、虫のチェックも、結構、素手でやってしまう私なのですが、今年はちょっと、慎重になっております。
 なぜならば、バラの葉に、思わぬ新顔を見つけてしまったからです。
 ちょ、ちょっとインパクトが強すぎるので、小さめにしてみましたけど。
 ツノみたいのはあるし、毛も長っ ・・・うう、じつは、毛虫にはめっぽう弱くて、毛虫ネタになっただけで、ムズムズするのよぅ。 
 この派手な毛虫は 「ヒメシロモンドクガ」 といいます。 別名 「ツノケムシ」。 
 名前には 「毒蛾」 とついてるし、毛が生えまくってるし、どう見ても怖そうなんですが、大きさは1cmくらいのもの。
 毛に毒はなく、偶然触ったくらいでは、なんともないらしいです。 終齢幼虫に強く触れると、赤くなったりすることはあるらしいけど。
 まあ、見た目ほどに恐れることも、困ることもない、ということは判明し、ひと安心ではありますが、なんで今年、ウチにやってきたの?
 コイツは、主に 「バラ科」 の植物が好きらしいですけど、他のお宅のバラで見た経験は、今のところなし。
 他にも、ツバキとかブルーベリーとか、ありとあらゆるものにくっついてたから、バラ好きというよりは、ぜったい雑食だよ!