バラと農薬 その1
右は、M邸のつるバラ 「春がすみ」。
いま、むちゃくちゃきれいなんですよ。 ぼけー、と見上げてたら、首が痛くなりました。
昨年は、「バラゾウムシ・大発生」 のせいで、お花の数がぐーんと減ってしまう、という憂き目にあった、このバラ。
春がすみは、この時期にしか咲かない 「一季咲き」 なので、1年に1度のそのタイミングに、じゅうぶんなお花を咲かせられなかったのは、ほんとにほんとに無念でした。
Q. して、今年はいかにして、たくさんのお花を咲かせたか。
Å. はい、4月から、予防のための農薬を散布しました。 4月〜5月の間に2回。 「きれいな花を見るため」 の薬剤散布です。
他にも気候条件なども関係してるでしょうが、この薬剤散布が大きな力を発揮したのは、確か。
バラを育てている方の中には 「無農薬栽培」にこだわる方もいるし、「バラは農薬を使わずに育てるのは無理」 と断言する方もいます。
私はというと、もともと、どちらでもありません。
その場その場に応じて対応するのがいいと思っています。 臨機応変主義。
最近は、「できることならば、化学薬品は使いたくないわ」 という方も多いので、まずは、自力の予防や、木酢液、重曹を使った予防・対応から始めて、手に負えなさそうだったら、農薬を使う、という感じが多いです。
ベランダ栽培や、我が家のような、鉢のみの栽培では、結構、目が届くので、農薬を使わなくて済むこともあります。
でも、地植えのもの、大きく育ったつるバラでは、正直、限界があります。 毎日何時間も、バラの手入れをしていられれば話は別ですけど。
無農薬にこだわりすぎて、せっかくのお花がきれいに見られなかったら ・・・それは本末転倒というものですよね。
そんなときは、市販の農薬を使うといいと思います。
農薬、という言葉だけに過剰に反応する人もいますが、そんな人は農薬って何か? ということを、まずちょっと調べてみるといいと思います。
薬はなんだって、上手に使うことが大事。