水やりのおさらい その2
きのうは、水のやり方についての話でしたが、夏にいま一度、見直してみるといいのが、「鉢」 のこと。
根っこがお水を十分に吸えるよう、あげたお水をとどめておくのは、鉢の中の 「土」 の役目です。
だから、鉢が小さくて土の分量があまりに少ないと、いくらたっぷりお水をあげても、根っこが吸う前に、土が乾いてしまいますよね。
ほんじゃ、どれもこれも鉢を大きくすればいいのか? というと、そういうわけにもいかない。 この時期の植替えは、植物にも人にも、辛いし。
じつは我が家にも、小さい鉢はいっぱいあります。
盆栽仕立ての鉢や、仕事の材料で残ったポット苗、などなど。
大きな鉢と鉢の間に置いて陽が当たりにくくしたり、置き場所も工夫していますが、いかんせん、陽の当たらない場所は限られています。
適当な置き場所が、ない。
で、夏の水切れ対策として、実際に行っているのは 「鉢を二重にすること」 です。
土を入れた、ひとまわり大きな鉢の上に、鉢を置く。 鉢底を少し埋めて。
これ、小さな鉢の水持ちをよくする、いちばん手軽な方法です!
写真は、長方形のエコプランターに半分ほど土をいれ、その上に小さな鉢を並べております。
エコプランターに特に意味はないです。 これ、普通の 「素焼き」 や 「プラスチック」 の鉢でもいい。
小さい鉢の土が乾ききるのを、カバーするためのものですから、土がたくさん入ると乾きも遅くていいです。
だから、発砲スチロールの箱なんか使うのも賢い。 外気温の影響を受けにくいですもんね。
お水やりのときには、小さな鉢の株元にたっぷりお水をあげて、さらに下の鉢にもお水やり。
こうやって、環境もちょっと工夫してやると、「水切れで枯らしてしまったー」 なんていう、気分的なストレスもなくなりますよ。