半夏生

niwazou2010-07-23

道端で、ふんふん匂いを嗅いでいるみかんちゃんの上に、白い葉が覆いかぶさっています。
 これ、「ハンゲショウ(半夏生)」 じゃないかいな? よく通る道ですが、今まで気づかずにおりました。
 “半夏生” とはそもそも、 「夏至」 から11日めのこと。
 今年の夏至は6月21日だったので、7月2日がその日だったのね。
 と説明したところで想像つくと思いますが、ちょうどその頃に花が咲くから、ハンゲショウという名前がついたらしいです。
 漢字では、「半化粧」 とも書きます。
 ハンゲショウの花は、写真にも写っている、ひょろひょろーんとした地味なものですが、花が咲く頃に、葉が白くなる。
 どちらかというと、この葉色の方が目を引き、ハンゲショウの格を上げてる気がするし、漢字を当てるなら後者の方が、ピンとくるなー。
 さて、ハンゲショウ、葉色の変化がなければ、ごくごく普通の草です。 やや湿った場所によく生えています。
 なぜか開花と時を同じくして、茎の上の方についている葉だけが白くなるけど、花が終わると、またもとの緑色に戻る ・・・らしい。
 白くないとぜんぜん目立たないから、実際の変化のタイミングを見たことはないんです。 いつのまにか、お化粧落としてる。
 しかし、なぜに葉が白くなるんだろう。 不思議。