見学会・駒場公園

niwazou2010-07-26

  きのうは、久々に “お庭まわりのプチ・見学会” で、駒場公園にある 「旧前田侯爵家・駒場本邸」 に行って参りました。
 目黒区駒場にあるんですけどね、前日まで 「駒沢公園」 と混同していたワタクシ。 駒「場」公園ってのもあったのね。
 真っ昼間ではありますが、木々の生い茂る公園に一歩足を踏み入れると、ひんやり。 
 冷房の涼しさとはまた違って、いいもんですね。
  前田侯爵家とは、旧・加賀百万石前田家のことで、この建物は昭和4年に建てられたそうです。
 メインのこの洋館の前には、芝庭が広がっています。
 が、この暑さで、夏枯れな雰囲気が漂っておりました ・・・。 バラの葉はなくなっちゃってるし、鉢植えの花も息絶え絶え。
 一方、洋館の裏手にある、書院造りの和館の庭はというと。
 うーん、涼感。
 冷房のきいている洋館と違って暑いけど、まっすぐに風が通り抜ける和館は、体感温度が低い気がする。 
 そして、この庭!
 石と緑の配置とか、流れのある池。 縁側に座ると、目が涼しいです。
 日本の家や庭は、夏を旨として作られていること、実感しますねー。


 
 室内の欄間の透かし彫りなども美しい。
 文様のモチーフは、「菊」 とか 「あやめ」 なんかに見えるけど、どうでしょう?
 「夏は赤や黄色や、明るい色の花が好き」 という人も多いけど、日本の庭を見ていると、色味を抑えるのが夏の庭造りのコツ? と思ったりもする。
 だって、涼しさが欲しいもんね。 
 今年の夏は、特にそう思うよ。 暑すぎる。