niwazou2010-08-09

 みかんちゃんの歩いた後に、点々と落ちている花は、「凌霄花」 。
 この漢字読める? 読める人はエライ。 
 ヒントは、オレンジ色のラッパ型の花で、今の時期咲いてる、つる状でどんどん伸びてく木。 と言えば??
 ↓ これ、 「ノウゼンカズラ」 です。 南国を思わせる、あの、ちょいと派手めな。
 原産は中国。
 漢字の 「凌」 は “しのぐ”、「霄」は “そら” の意味なんだそうです。
 つまり、“天空をしのぐほど高く登っていく木” っていうようなイメージで、ついた名前なんでしょうね。
 でも自力でじゃなくて、なんかに絡みついて伸びてくのが特徴。 ぐーるぐる絡んで、茂って茂って ・・・ 結構、手を焼く強健さです。
 昔、実家の外階段の手すりに、母が軽い気持ちで植えたら、すごい勢いで手すりを覆いつくし ・・・いつの間にか、ぶった切られていたことを記憶しております。
 お庭に植えるときは、よくよく考えて植えなきゃいけないってことですね。 
 ヘデラやオカメヅタなんかと同じように、枝から根っこを出してどんどん広がっていくタイプの植物だから、切り倒しても、また芽を出していつの間にか絡まってたりもする。 寿命も長い木ですから。
  豊臣秀吉朝鮮半島 から持ち帰ったといわれるものが、まだ金沢市にあるとか。 樹齢、軽ーく400年超え。
 夏らしくて、鮮やかな色が青空に映えてきれいですが、なかなか手強いので、お庭に地植えする場合は、心して、どうぞ。