niwazou2010-09-02

 きのうのフェルトのプランターに植わっていたのは 「セントジョーンズワート」 という植物。 ハーブです。
 ハーブとしては、わりと新顔だと思うけど、雑誌なんかでも目にすることが多くなりましたね。
 「気分が沈んだり、ウツつぽい症状に効くハーブ」 として、サプリメントにもなってる。
 「ハギ(萩)」 とか、マメ科の植物と、葉っぱの感じが似てるかな。
 が、マメ科ではありません。 和名は 「セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草)」 で、オトギリソウ科の植物。
 だいぶ前だけど 「弟切草」 って、ホラー映画ありましたよねー、奥菜恵が出てた。 
 “この草が秘薬の原料である、という秘密を漏らした弟を、兄が切り殺した” というおどろおどろしい伝説から、名前がついたようです。
 ということで、ホラー映画のタイトルになっちゃうし、花言葉も怖くて、「怨み」 とか 「秘密」 とか ・・・・ 
 と、話が脱線しましたが、セントジョーンズワートは、やさしげな草です。
 ハーブ図鑑には、「葉はバルサムの香り」 ってあったけど、バルサム自体がわからんです。 夏に黄色い花が咲きます。
 このハーブを何かすると、気分が落ち着くの? と聞くと、薬なんかより自然でいいじゃないか、と考える方も多いと思いますが、セントジョーンズワートは、使い方の難度が高いハーブだと思います。
 この成分が、医薬品との併用で、問題になることも報告されておりますので、素人判断で服用したりすることは、やめておきましょう。
 また、効果についても 「ある」 「ない」 の、両方の実験結果があるそう。 まだ、きちんとした裏づけはない、と思っておいた方がよいです。
 ハーブを薬として利用するのは、くれぐれも慎重に。 
 もちろん、植物として楽しむぶんには、NO問題ですよ。 葉だけでも十分きれいですからね。