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私の実家は、「建具店」 です。
父は70半ばを過ぎましたので、実作業をほぼ引退し、デスクワークなどをする日々。
隠居生活に入ったわけではありませんが、仕事で何かを作る時間は、めっきり少なくなりました。
しかし。
その代わりというかなんというか。 帰省するごとに、実家のモノが、どんどん形を変えている!
右の写真は、よくある洗面所のタンスなんですけどね。 気づくと、タオルをかけるバーと、引き出し全部に取っ手がついていました。 こりゃ確かに使い易い。
そしてこれは、まな板。
まな板自体も、前に住んでいた家の 「イチョウ(銀杏)」 を切り倒したときに、作ったものなんですけど。 端に金具がついてるでしょう?
これを両側につけたらば、金具のおかげで、ちょうど流し台に置いて作業ができるの。
その上、ぶら下げるとすぐ乾く。
ナイス・アイデアですわ。
自分が生活し易いように、ちょこちょこと細工をしている様子なのですが、プロでございますから、仕事も細かいです。
左の写真は、踏み台を裏返した図です。
ちょっとだけ手の届き辛い棚があるんですが、これに乗るとちょうどいい、という高さの、薄い踏み台なんですが。
足の角がちゃんと削ってあるから、床に傷がつかないのだ。 やるじゃん。
ついでにあと2つもお見せしちゃおう。
この2つについちゃね、ここまでする必要があるのか、若干、疑問が残るんですけど。
ほこりを取るための 「掃除用具」 と、ウォーキングマシーン用 「書見台」 です。
ええと、ハタキのようなものは、のれんをかける棒みたいのと、PP(ポリプロピレン?)ひもを用いた作品。 ぶら下げて収納するための鎖付き。
静電気でテレビとかのホコリがとれるんじゃ、と、本人ご満悦の一品です。
書見台の方はというと、チープなウォーキングマシーンに、木製の台。 たいへんミスマッチな仕上がりとなっております。 (しかし、マシーンを使ってる様子は、ない。)
職人気質な人は、なんでも作るんです。 日々、進化を遂げている実家。
帰省する度に、家の中をチェックするのが秘かな楽しみなのよ、最近。