松の変身
例年のことですが、お庭や園芸関係の仕事についてからというもの、この時期、クリスマスとお正月がごっちゃになって、混乱をきたしております。
お庭をクリスマスっぽくデコレーションした翌日には、ア・ラ・プラスの事務所で 「松」 のお手入れ。 そして自分ちは季節感ゼロです。 (しかも荒れている・・・)
写真は、 「黒松(くろまつ)」 の苗です。 左がお手入れ後で、右がお手入れ前の。 形の違いが、わかるでしょうか?
盆栽や、お正月用にお店に並ぶ松って、すごくよい形をしておりますよね。 あの松たち、苗を仕入れてきた段階では、じつは右の苗のような状態なのです。
ボッサボサでしょー。 ワイルドなのだ。
幹をクネクネさせるための針金は、巻きついたまま。
枝も方々に伸びてて、線状の葉があっち向いたり、こっち向いたりしています。 このままじゃ、人前には出せません。
まずは、めり込んでる針金をペンチを使って取り除いて、次に枝を整理。 不要な枝は落として、枝の下の方にボサボサ生えてる葉もカットして、と、姿を整えていくのです。
たとえるなら、田舎から出てきたばっかりですっ、みたいな子を、好みの形に仕上げてく感じかしらねぇ。
あ、なんか、お金持ちのオジサンの気分になってきた。
どーお、垢抜けたかしら。
オジサンでなく、オバサンたちの手で洗練された松は、今度は鉢に植え込まれたり、コケ玉などに仕立てられて、やっとお店に出て行くのであります。
お店デビューしたあかつきには、お傍で愛でてやっていただければ、変身した松も本望でございましょう。
今年も年末には、伊勢丹 「新宿店」 「立川店」 「相模原店」 などで、ア・ラ・プラスのお正月の植物、販売します。
ご来店、お待ちしておりますよー。