松の変身

niwazou2010-12-07

 例年のことですが、お庭や園芸関係の仕事についてからというもの、この時期、クリスマスとお正月がごっちゃになって、混乱をきたしております。
 お庭をクリスマスっぽくデコレーションした翌日には、ア・ラ・プラスの事務所で 「松」 のお手入れ。 そして自分ちは季節感ゼロです。 (しかも荒れている・・・)
 写真は、 「黒松(くろまつ)」 の苗です。 左がお手入れ後で、右がお手入れ前の。 形の違いが、わかるでしょうか?
 盆栽や、お正月用にお店に並ぶ松って、すごくよい形をしておりますよね。  あの松たち、苗を仕入れてきた段階では、じつは右の苗のような状態なのです。

  ボッサボサでしょー。 ワイルドなのだ。
 幹をクネクネさせるための針金は、巻きついたまま。
 枝も方々に伸びてて、線状の葉があっち向いたり、こっち向いたりしています。 このままじゃ、人前には出せません。  
 まずは、めり込んでる針金をペンチを使って取り除いて、次に枝を整理。 不要な枝は落として、枝の下の方にボサボサ生えてる葉もカットして、と、姿を整えていくのです。
 たとえるなら、田舎から出てきたばっかりですっ、みたいな子を、好みの形に仕上げてく感じかしらねぇ。
 あ、なんか、お金持ちのオジサンの気分になってきた。
 

  どーお、垢抜けたかしら。
 オジサンでなく、オバサンたちの手で洗練された松は、今度は鉢に植え込まれたり、コケ玉などに仕立てられて、やっとお店に出て行くのであります。
 お店デビューしたあかつきには、お傍で愛でてやっていただければ、変身した松も本望でございましょう。
 今年も年末には、伊勢丹 「新宿店」 「立川店」 「相模原店」 などで、ア・ラ・プラスのお正月の植物、販売します。
 ご来店、お待ちしておりますよー。