枝の切り方について
バラに限ったことではありませんが、枝を切るときに 「芽の少し上を斜めに切る」 と書かれているのをよく見かけます。
こういうの見ると、「なんで少し上なんだ。 なんで斜めなんだ?」 という点が、気になったりしませんか。 私はイチイチ気になるタチです。
めんどくさいヤツ、と言ってしまうと身もフタもないので、探究心にあふれた人、くらいでよろしくお願いします ・・・。
さて、まず 「少し上」というのはどのくらいかというと、バラの場合5mm〜1cmくらいのことです。 なんでかというと、芽の上を2cmとか3cmとかいっぱい残して切ると、残した部分は茶色くなって枯れるからです。
これは、自分で何度かやってみるとすぐ気づく。 別に、先っぽが枯れてたって問題はないけど、見た目きれいじゃないから 「少し上」 で切るのが適当なんです。
次に 「斜めに切る」 についてですが。 これは正確に表現すると 「まっすぐに切らない」 ということです。 写真くらいで、ちょっと斜めならいいはず。
目的は、雨水とかが芽の付け根にたまらないようにするためなので、まっすぐよりは、斜め。 斜めにしとくと、芽の反対側に流れますもんね。 したがって、どっちに斜めに切るかが大事なのよー。
はげしく斜めにカットすると切り口が大きくなるし、芽の裏側まで切れたりすることがあります。 直後、雨がざーっとかかったりすると、まだ生々しい切り口から水分や、菌とか入って傷みそう ・・・ そういうこと、なんとなく想像できますよね。
だから 「やや斜め」 がベスト。
小さなことですが、やらないよりやった方がいい、健康に育てるため予防作業。 そんなことです。