いろんなものが降りますが・・・

niwazou2011-02-15

 今朝は、がっつり積もりました。
 今年は雪が多くて、雪に泣かされている方々も多いことと想像しますが、東京では初の積雪。 バルコニーも、海にイカダが浮かんでるような景色になりました。
 このくらいだったらすぐ溶けるでしょうから、コンテナ・ガーデニングに支障はありません。 溶けなければ鉢を日の当たる場所に移動すればいいし、鉢やプランターに残った土くらいなら手で払うのも、さもないことです。
しかし、どうする? こんなことになったら?? と考えさせられた 「灰」 のこと。
 噴火の続く新燃岳のニュースを見るたびに、灰の生活への影響や、処分の苦労を考えます。 いつ終わるかわからない、という点もキツい。
 この灰を何かに利用できないのだろうか? と素人ながらに考えたりします。 中には、灰って、園芸や農業にも使うじゃないか、と思った方もいらっしゃるかもしれません。
 でも、ダメなんですよねぇ。 「火山灰」 と 「物を燃やしてできる灰」 はまったく別物だから、無理。
 農業や園芸など、植物を育てるときには 「石灰(アルカリ性)を混ぜて、酸性の土を中和させる」 という準備を行うよう言われますが、これは日本が火山性の土壌だからです。
 そこに、火山灰を混ぜ込む ⇒ さらに酸性度アップ。 どう考えてもいい影響はないと思われます。
 鳥インフルエンザ対策で撒いている石灰が、上から降ってきた火山灰で中和されて効き目が心配、なんて話も聞きました。 
 えええ? と思うことが次々起こる2月です ・・・。 
 さて、補足ですが。 園芸資材には 「石灰」 「草木灰(そうもくばい)」 などがありますが、いずれもアルカリ性で、先述のように主に土壌の性質を変える目的で使われます。
 有機物を燃やした灰はアルカリ性なので、火鉢の灰とか、薪を燃やした後の灰とかも土壌改良に使えます。 が、成分は種類によって変わってくると思うので、分量にご注意を。