アベリアって、こんな木 (1)
この木は 「アベリア」 です。 名前はさておいて、誰もが一度は見たことがある木です。
公園の生垣だったり、街路樹の足元に列稙されていたり、マンションの周りにぐるっと植わってたりもする。 「ツツジ」なんかと近い使い方をされている低木です。
となると、「じゃ、わざわざお庭に植えるような木じゃないわ」 と思うかもしれないけど、便利な木なんですよ、これ。
常緑なので、この季節も葉っぱがついていてますが、枝先にふわっとついてる茶色いの、わかります?
お花の咲いた後に、「萼(ガク)」片が残っているのですが、これがなかなか愛らしい。この萼片がお花のように見えます。
春〜秋にかけて咲く本当のお花は小さくて地味だけど、冬の時期にはまた別のお花が咲いているような。 品種によっては、冬に葉が赤っぽくなるものもあって、いろいろな姿を見せてくれます。
季節はあまり気にせず、どこで切っても大丈夫。 今の時期なら、新芽を確認できればその上でちょきんと切ってもOKです。
土質も選ばないし、日当たりもほどほどで育つ。 病害虫もほとんど見たことない。
ときどき剪定しないと枝があっちこっち伸びますが、「扱い易い」 という点では、ピカイチの木です。