冬のバラの虫

niwazou2011-02-21

  バラの冬作業で見つけた、虫関係のブツ、2種。
 右の大きい方は、幼少期に見覚えのある方もいらっしゃるかと思いますが、長さは3cmくらいかな。 おわかりでしょうか?
 昔、虫に親しんでなかった私にはなじみがありませんが、夫に 「これ、なにー?」 と問うと 「カマキリの卵」 と即答。 聞きもしないのに 「春になると、ここからすんごい数のカマキリの子供が、うじゃうじゃ、ドバーっと出てきて」 ・・・ あんまり想像したくないです。
 一方左のは、直径1cmくらい。 卵のような形状なのですが、これは 「イラガの繭(まゆ)」 です。 バラにつく虫の中で、唯一攻撃的なヤツの、冬越しの姿。
 この、きれいとは言い難いけど、面白い模様の入ったものは 「繭」ですが、石灰質と言うんでしょうか、卵の殻に近い質感です。 でもこれ、卵じゃないんだって。
 イラガの場合、この硬い繭の中にさなぎのような状態でいて、春になると羽化する。 成虫の蛾(ガ)になって、自分で繭をパカっと割って、飛び立っていくようです。 見たことないけど。
 せっかく静かに冬眠してるところを申し訳ないんだけど、成虫がまた卵を産んでしまうと厄介なので、剪定枝と一緒にごみ袋に入れさせていただきました。 カマキリの子供たちなんか何の罪もないんだけど、誘引の邪魔なのでご一緒に ・・・すまぬ。
 冬の間はこんなふうに、虫といっても活動を休止したものばかり。 この時期は、春からの虫が増えにくくなるよう、環境作りに努めます。
 病気はある程度予防できるけど、虫は事前に薬を撒いたまいたからといって防げない。 今からやみくもに薬を撒いても意味はないです。 薬剤は目的を明確にして使おう。