蘆花恒春公園にて

  最寄り駅の3つ先、「芦花公園駅」 で人と会う約束があった今日。 天気がいいので自転車で出かけました。
 駅の近くには、作家の徳富蘆花(とくとみ・ろか)が住んでいた家と庭を中心に作られた 「蘆花恒春園」 があって、駅名もそれにちなんでおります。
 徳富蘆花については、名前しか覚えてないんだけどー。 文豪よ、文豪。
 駅近くでランチをした後、今日会ったOさんと2人、自転車で公園へ。
 Oさんは樹木の専門家(女性です!)なので、ぜいたくにも専属のガイド付きで、公園内を散策です。
 ソメイヨシノ系の桜がハラハラと散り、枝垂れや、花と同時に新しい葉が出始めるオオシマザクラ系の桜(⇒)が見ごろを迎え、モミジやコナラなどの小さな小さな花が咲き。
  空は青いし、暖かいし、植物の生気が満ち満ちて、公園内に広がる景色は夢のようでした。 真ん中の背の高い、白いのがちよっと邪魔なんだけど(ゴミ処理場の建物です)。
 濃いピンク色は 「ハナズオウ」、黄色い低木は 「レンギョウ」 の花です。
 園芸植物にはたくさんの色の草花があるけれど、花木のピンクと黄色の組み合わせを見ると、やっぱりこれが一番春っぽいなぁ、と思います。  
 モミジの新芽も美しーい。 ⇒
 被災地の人たちも、こんなふうに植物の芽吹く姿を見ることができたら、どんなにか心が慰められるだろうと思います。 観光地に行って見るんじゃなくて、暮らしている土地で。
 今日も正午過ぎに、ちょっと大きい揺れがあったようですが、自転車に乗っていたのか気付きませんでした。 こんな感じで、どうか余震が収まっていってくれますように。
 花粉症に苦しむOさんを質問攻めにながら、散策は1時間ほど続き、公園を後にしました。
 平凡で、平和な一日。