美容院で、よもやま話

 こういうご時世なので、しばらく会ってない人に会うと、必ず 「地震のとき、どうしてた?」 という話になります。
 相手も、ほとんどは都内、または近郊に住んでる人たちなので、大きな被害にあった人はまずいないのですが
「地下鉄に乗ろうとしていて、必死で階段を走って地上に出た」
「自転車に乗っててひどいめまいが起こったかと思ったら、目の前のバスが揺れていて気づいた。 動けなかった」
「高層ビルにいて恐ろしく揺れた。 誘導されて10数階の階段をみんなで降りた」  と、その時いた場所によっていろいろ。
 先日美容院に行くと、当然のように、その話になりました。
 当時、美容院には結構お客様がいたようですが、スタッフはみんな若い人ばかり。 とりあえず入口付近の広い場所に集まったものの、誰も大きな地震に遭った経験がなくオロオロしていると、お客様の中に阪神大震災の経験者が。
 その方の 「外の電信柱もかなり揺れてるから、ここにいましょう。 新しくて丈夫そうな建物だから、たぶん中にいた方がいい」 との言葉に従って、寄りそって揺れが収まるのを待ったそうです。
 美容院は2階なので、駆け下りればすぐに外には出られるけど、駅前でたくさんの建物が並んでいます。 場合によっては、外の方が危ないこともある。 パニックになりそうな時、この方がいてくれて心強かった、ということでした。
  経験を積んだ人は強い! 混乱時に欲しいのは、力強いリーダーシップだよねぇ! 
 というようなことを、美容師さんと話しつつ。 
 20cmくらい髪を切り、くるくるパーマをかけました。 今後、自分でなんとかできるんだろうか、コレ ・・・。
 春に髪を切る人は多いもんだけど、今年は特に 「髪型を変えるわ」 という人が多いんですって。
  と、左は 「ユリノキ」 の大木。  外で大きな地震に遭ったとき、こんな木がそばにあったら、心強いだろう。 たぶん、コレに抱き着くよ、私。