ひなげしの花

niwazou2011-05-09

 連休、いかがお過ごしでしたか。
 晴れたり曇ったり、お天気の変化も激しかったけど、すっきりと晴れた5月4日。 昭和記念公園に行って来ましたよ。
 園内、広くて見どころいっぱいなのですが、お花畑が美しかったのはこれ。 オレンジ、黄色、白とにぎやかに咲く 「ポピー」、 別名 「ヒナゲシ」 です。
 よく見ていただくと、奥には、ポピーに負けないくらいの数の人がおりまする。
 すごいだろう。 さすが連休。
 ポピーを見ると、つい 「オッカの上、ひっなげしの花でー」 と口ずさんでしまいますが、当時のアグネスチャンのイメージどおり、 「美しい」 より 「愛らしい」 の方が雰囲気だし、「大人」 より 「子供」 が似合う感じがするポピー。 
 園芸用としてタネや苗が出回ってるのは、このお花畑と同じ 「アイスランドポピー」 で、一般にポピーと呼んでるのはこれです。
 がね。 他にもポピーと呼んでて、もっと身近なヤツがありますよね。 オレンジ色の。
  ほら、これよこれ。 今日もお散歩のときに見たよ。 
 「雑草のポピー」 とか適当に呼んでましたけど、これもちゃんとした名前がありまして 「ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟)」 というのです。 花後にできる実が細長いから 「長・実」 ってついたらしいけど。 
 ほんとにあっちこっちに咲いるから、よっぽど強健なんだろうと思っておりましたが、原産は地中海沿岸とかヨーロッパとかの帰化植物です。
 話によると、アルカリ性の土壌が好きだから、コンクリートとか使ってアルカリ性に偏った路肩なんかにいっぱい咲いてるんだそう。
 そういえば、ド根性大根を思わせるような、土がちょっとしかない場所にニョッキっと生えてるよね。 年々、数も増えてる気がします。
 こんなにきれいなのに扱いは雑草。 でもナガミヒナゲシならば、お庭に群生しててもいいなと思います。 抜かないでおくだろう。 
 でもって足元に、白い花びらのマーガレットみたいな花が一緒に咲いてたら、なおいいな。
 ずいぶん昔に、ポピーと白い 「デージー」 の柄のビンテージ生地を買った。 その柄のことをよく覚えていて、以来、この組み合わせは私の中で、てっぱんなのです。
 身近なお花では 「ノースポール」、同じく道端に咲いているものなら、右の写真の 「ハルジオン(春紫苑)」 なんかが組み合わせのイメージです。